エンゼルス新監督は今週中に決定か 球団OBのディサーシナも候補

フィル・ネビン監督を解任したエンゼルスの新監督が今週中に決定する可能性があるようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者が伝えた。エンゼルスは新監督候補を徐々に絞り込んでおり、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、バック・ショウォルター、ロン・ワシントン、ゲーリー・ディサーシナ、ベンジー・ギル、レイ・モンゴメリーの5人に加え、あと1人か2人は候補者がいる可能性があるという。

メッツの監督を解任されたショウォルターはこれまで指揮を執った5チームのうち4チームをポストシーズンに導き、通算22シーズンで通算1727勝を挙げている名将。1994年ヤンキース、2004年レンジャーズ、2014年オリオールズ、2022年メッツと異なる4チームで最優秀監督賞を受賞したのは史上唯一の快挙である。

ワシントンは現在ブレーブスで三塁ベースコーチを務めているが、2007~14年にレンジャーズで監督経験があり、2010~11年には2年連続でワールドシリーズに進出。監督の座を退いたあとは、アスレチックスやブレーブスでコーチとして手腕を発揮しており、もし監督に就任すれば、2014年以来10年ぶりの監督復帰ということになる。

ギルとモンゴメリーは内部昇格候補であり、今季ネビン監督のもとで、ギルは内野守備コーチ、モンゴメリーはベンチコーチを務めた。なお、ギルはパドレスの新監督の最終候補に残っていることが報じられており、エンゼルスを去る可能性も残されている。

今回新しく新監督候補に加わったのは、球団OBのディサーシナだ。現役時代は12年間のメジャー生活をエンゼルス一筋で過ごし、打率3割をマークした1995年にはオールスター・ゲーム選出。好守の遊撃手として活躍し、チームリーダーとして存在感を発揮した選手でもあった。引退後はエンゼルス、レッドソックス、メッツでコーチを歴任し、2022年からはナショナルズで三塁ベースコーチを務めている。

なお、一部メディアではトリー・ハンター、ティム・サーモン、ダリン・アースタッドといった球団OBの名選手たちの名前も挙がったが、エンゼルスは指導者経験のある人物を好んでいるとみられる。ペリー・ミナシアンGMが新監督して誰を選ぶか注目だ。

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