阪神38年ぶり日本一 上越の虎ファン歓喜 レストラン梢

歓喜に沸く、レストラン梢に集まった阪神ファン。左手前が店主の佐藤竹虎さん

プロ野球の阪神タイガースが5日、38年ぶりの「日本一」に輝いた。オリックス・バファローズとの日本シリーズを4勝3敗と制した。上越の虎党も歓喜に沸いた。

上越市木田1の「レストラン梢」の店主、佐藤竹虎さん(78)はその名の通り、「生まれた時から」の阪神ファン。実際には1962(昭和37)年のリーグ優勝時以来応援しているという。店内には至る所に阪神のグッズや生写真などが展示され、阪神ファンの集まる店としても知られている。

日本シリーズ中もファンが集まり、テレビ観戦。阪神の勝利に沸き、「六甲おろし」が鳴り響いた。佐藤さんは「38年間待った。ただ、うれしいだけ。今年は岡田監督の采配だね。村上、大竹らピッチャーも良かった」と相好を崩した。

岡田監督が「優勝」の代わりに用いていた言葉にちなんだ「アレの会」も急きょ誕生。会長の富永孝一さん(75、三和区神田)は「阪神一筋、もう生活の一部。久しぶりにみんなと喜べてうれしい」と満面に笑み。前回日本一の時の監督、吉田義男さんの現役時からのファンといい、「38年間待ち焦がれた」と万歳を繰り返した。

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