計画通りの開業が難しくなっているリニア中央新幹線について、阿部知事など4県の知事が岸田総理に支援を要請しました。
6日午後、リニア中央新幹線の中間駅が設置される4県の知事が岸田総理と面会し、要望書を提出しました。
■阿部知事
「大学や企業の地方分散が進むように、国全体の視点で国土政策としてリニアを有効に活用いただけるようにご支援いただければと思います」
リニア中央新幹線は静岡県がトンネル工事の着工を認めていないため、JR東海が目標としていた2027年の開業は難しくなっています。この現状を踏まえ、開業時期の見通しをはっきりさせること、また、新たな駅周辺での観光や産業の活性化に向け、協力を求めました。
■阿部知事
「今バスで飯田から新宿駅まで4時間以上かかっているところが、リニアで45分で品川駅に到着できるということで本当に地域の皆さんの期待が高いものであります」
■岸田総理
「中間駅エリアにとっても3大都市圏が通勤圏内に入るとか、ライフスタイルあるいは働き方を大きく変えることになる。環境づくりの点でお力添えいただければ」
阿部知事は「南信州や伊那谷から、新しいライフスタイルを発信したい」と話しました。