教育実習中に教員から“パワハラ” 女性が県を提訴

教育実習中に教員から“パワハラ” 女性が県を提訴

 県立高校で教育実習中に教員からパワハラを受け、抑うつ状態で就労できなくなったとして県内の20代の女性が約1020万円の損害賠償を県に求める訴えを起こしました。

 訴状によりますと女性は大学4年だった2020年11月、教育実習先の県立高校で担当の男性教員から「お前みたいなくずがいるから教員がくずと呼ばれる」などと暴言を吐かれたり、男性教員が蹴ったごみ箱が足に当たってけがをしたりしたため、数日間で実習をやめました。

 女性は2021年に一般企業に就職しましたがパワハラがフラッシュバックするなどして抑うつ状態の診断を受け6か月余りで退職しました。障害者手帳の交付も受けているといいます。

 県教育委員会は「訴状が届き次第内容を確認し適切に対応したい」としています。

 女性は2021年、警察に被害届を提出し、男性教員は傷害の罪で罰金20万円の略式命令を受けています。

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