被災地の空、ゼロ戦飛行を計画 

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2011年に米カリフォルニア州で飛行するゼロ戦。同機が益城町や南阿蘇村上空などを飛ぶ予定(石塚政秀さん提供)

 熊本地震の被災者を勇気づけようと、ニュージーランド在住の会社社長石塚政秀さん(55)は31日、所有する旧日本海軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の飛行を益城町や南阿蘇村上空で計画している。

 石塚さんは2010年、米国人コレクターが所有していた復元機体を購入した。日本での「里帰り飛行」を実現させようと準備を進め、今年1月、鹿児島県で試験飛行。4月下旬に同県で一般公開する予定だったが、熊本地震の発生を受けて延期していた。

 午前11時ごろに米国人パイロットの操縦で鹿児島空港を飛び立ち、30分後に熊本空港へ着陸。午後1時前後に離陸し、被災地上空を飛行することにしている。  石塚さんは30年以上、ニュージーランドのクライストチャーチ市に住み、フライトジャケットの製造販売会社を経営。11年のニュージーランド地震では、自社工場の壁面が崩落するなどの被害を受けた。

 石塚さんは「余震が長期間続く恐怖は身に染みて分かる。精神的にもつらい時期だと思う。ゼロ戦を見て少しでも元気になってほしい」と話している。(内田裕之)