横浜市がLINE相談窓口を開設 子ども、若者のSOS 専門職が毎日受け付け

LINEを活用した相談事業「よこはま子ども・若者相談室」のトーク画面イメージ(横浜市提供)

 対面や電話での相談に躊躇(ちゅうちょ)する子ども・若者のSOSをキャッチしようと、横浜市がチャット形式の相談窓口「よこはま子ども・若者相談室」を開設した。悩みの内容は問わない「よろず相談」で、相談員が相談者と関係性を築きながら、内容に応じた専門機関との架け橋となる。

 市青少年育成課によると、対象は市内在住の子ども・若者とその家族で、相談は無料。通信アプリ「LINE(ライン)」のトーク機能を用いて、心理カウンセラーや社会福祉士などの専門職が毎日午後2~9時に相談を受け付ける。気持ちを受け止めながら相談者が抱える課題を聞き、同意の上で青少年相談センターや市の専門相談機関に引き継ぐという。緊急性が高い場合は警察や児童相談所とも連携して対応する。

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