GM会議でレッズ・インディアが人気物件に トレードの可能性も

「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、アリゾナ州スコッツデールで行われているGM会議において、ジョナサン・インディア(レッズ)が人気物件となっているようだ。レッズの内野はエリー・デラクルーズを筆頭に若手有望株が次々に台頭しており、メジャー3年目を終えたばかりのインディアは余剰戦力となる可能性があるからだ。複数のチームがトレードの打診を行っているようだが、モロシ記者によると、レッズは積極的にインディアの放出を考えてはいないという。

現在26歳のインディアは2018年ドラフト1巡目(全体5位)指名でレッズに入団し、トップ・プロスペクトとして大きな期待を背負ってきた選手である。もともと三塁手だったが、2021年にメジャーデビューすると正二塁手に抜擢され、150試合で打率.269、21本塁打、69打点、12盗塁、OPS.835をマークしてナ・リーグ新人王に選出。ここ2シーズンは故障の影響もあってやや精彩を欠き、今季は119試合で打率.244、17本塁打、61打点、14盗塁、OPS.745にとどまった。

レッズの内野はインディアのほか、デラクルーズ、マット・マクレーン、スペンサー・スティアー、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランド、ノエルビ・マルテ、ニック・センゼルと人材が溢れており、レッズはインディアを放出せずキープしたとしても、ほかの選手のトレードに動く可能性は残されている。もちろんスティアーやセンゼルを外野に回すことで全員を同時に起用することも可能だが、余った若手内野手を弱点の補強に活用するほうが得策だろう(センゼルはノンテンダーFAになる可能性も)。

もしレッズがインディアをトレードするならば、守備力には不安が残るものの、26歳という若さ、あと3年という保有期間の長さ、そして二塁手としては平均以上の打力を持っていることなどから、人気物件になることは間違いない。ただし、若手野手が多いチームにおいてリーダー的存在とみなされており、チームケミストリーの中核をなす選手でもあるため、よほど好条件のオファーが届かない限り、レッズはインディアの放出には動かないと思われる。

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