4人殺害立てこもり事件 青木政憲容疑者の鑑定留置終了 16日の勾留満期までに起訴するかしないかを判断【長野】

5月に中野市で4人が殺害された事件。青木政憲容疑者の刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置が終わりました。今後検察が起訴するかどうか判断します。

午後6時半ごろ、鑑定留置が終えた青木政憲容疑者の身柄が長野中央警察署に到着しました。
5月25日、中野市江部で近くに住む女性2人がナイフで刺された上、駆け付けた警察官2人が猟銃で撃たれるなどして殺害されました。警察は中野市の農業・青木容疑者(32)を4人に対する殺人の疑いで逮捕・送検。8月から、刑事責任能力の有無を調べる「鑑定留置」が東京で実施されていました。
担当弁護士によりますと、青木容疑者はツバキの図鑑を読むなど落ち着いた様子で過ごしていて、鑑定留置の期限が近づいても、その様子は変わらなかったということです。

8日、その「鑑定留置」が終わりました。検察はこれから16日の勾留満期までの間に、起訴するかどうかを判断します。警察の調べに対し青木容疑者はこれまでに殺害した行為を認めていて、動機については「(女性に)ぼっちでいることをののしられていると思った」などと供述しています。

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