魚釣り「楽しかったよ」 小中高生を平戸に招待 長崎ダルク

平戸沖で魚釣りなどを楽しんだ参加者ら=平戸市(長崎ダルク提供)

 アルコール依存症などからの回復を支援しているNPO法人ちゅーりっぷ会「長崎ダルク」(中川賀雅代表)は、小中高校生13人を招き、平戸市でキャンプをした。船釣りにもチャレンジし、体長約1メートルのヒラマサも釣り上げ、楽しんだ。
 一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構の助成事業。釣りや食育を通して生きることの大切さを考え、思い出を作ってもらおうと企画。ダルクのスタッフや利用者が計画・準備しており、自尊心向上につなげる狙いもある。子どもたちは、長崎市内の放課後等デイサービスと子ども食堂の利用者。長崎県内外から依存症支援などに取り組む団体の代表ら22人も参加した。
 1泊2日で、初日はバーベキュー。2日目は、早福漁港から漁船で出港し、釣り方を教えてもらい挑戦した。約3時間でハタ、アラカブなど計約20匹が釣れた。港に戻ると、釣った魚をさばいて刺し身で味わった。子どもたちからは「楽しかった。また行きたい」などの感想が上がった。

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