ドジャース・ゴームスGM 「先発補強が我々にとって最優先事項」

2年連続で地区シリーズ敗退となったドジャースは今オフ、大型補強に打って出ることが予想されている。ブランドン・ゴームスGMは大谷翔平について「彼は非常にいい野球選手であり、フリーエージェントだ。それ以上コメントできることはない」と多くを語らなかったが、ドジャースが大谷獲得に動くことは間違いないとみられている。しかし、その一方で、今オフのドジャースは先発補強という大きな課題を抱えている。ゴームスGMは「それが我々にとって最優先事項だ」と明言した。

ドジャースが大谷と契約する・しないにかかわらず、ドジャースは今オフ、先発投手を少なくとも1人、現実的には2人獲得するとみられている。FA市場にはサイ・ヤング賞最有力候補のブレイク・スネルや日本球界ナンバーワン投手の山本由伸がおり、ドジャースがエース級の投手を欲するのであれば、彼らの獲得に動くことになるだろう。ほかにもアーロン・ノラ、ジョーダン・モンゴメリー、ソニー・グレイといった好投手がFAになっており、ドジャースは豊富な選択肢を与えられている。

しかし、ドジャースが必ずしも大物投手の補強に動くとは限らない。ポテンシャルを秘めた投手を安価で獲得してブレイクさせるのがドジャースのお家芸でもあるからだ。よって、ジャック・フラハティ、ルーカス・ジオリト、コリー・クルーバー、セス・ルーゴ、マイケル・ワカ、柳賢振(リュ・ヒョンジン)らをターゲットにする可能性もある。また、FA市場に大金を投じるのではなく、ディラン・シース(ホワイトソックス)、コービン・バーンズ(ブリュワーズ)、タイラー・グラスノー(レイズ)らをトレードで狙う可能性もありそうだ。

ゴームスGMは「プレーオフで先発投手が良くなかったのは明らかだ。先発投手は我々が期待していたような働きができなかった」とコメント。「先発投手に手応えを感じられるようにすること、そのために投手を獲得して層を厚くすること、プレーオフを勝ち抜けるような駒を揃えることが大切だ」と語っており、先発投手の補強が今オフの最優先課題となる。大谷争奪戦の大本命に挙げられることも多いドジャースだが、必要不可欠である先発補強と大谷獲得をどのように両立するのか注目が集まる。

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