西日本から北日本にかけて大気非常に不安定  落雷・竜巻などの激しい突風・局地的な非常に激しい雨のおそれ

9日(木)午後9時の天気図

 西日本や北日本では10日(金)、東日本では11日(土)にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みだ。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な非常に激しい雨に注意が必要となる。

10日(金)の雨雪の予想

 前線を伴った低気圧が日本海北部にあって、寒冷前線が対馬海峡にのびている。低気圧は11日にかけてオホーツク海に進み、低気圧からのびる寒冷前線が、北日本および西日本では10日、東日本では11日にかけて通過する見込みだ。また、東シナ海には別の前線があって、10日朝までに前線上の九州の西で低気圧が発生する。低気圧や前線は10日朝に九州南部付近を通り、10日夜にかけて日本の南を東に進む見通し。
 西日本や北日本では10日、東日本では11日にかけて、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となりそうだ。

積乱雲が近づくサイン

 落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な非常に激しい雨に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。また、降ひょうのおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも併せて注意が必要となる。

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