更科粉十割の蕎麦「さらしな生一本」を蕎遊庵で食す

秋も深まり、そろそろ新蕎麦が店頭に並びはじめる時期。ということで、足利市の「蕎遊庵(きょうゆうあん)」に行って来ました🚗

 

蕎遊庵は足利市の景色を一望できる織姫山の中腹、織姫神社の境内の脇にあります。もともとは2005年、織姫神社周辺の活性化を狙って蕎麦打ち教室を始めたのだそう。年に4回、蕎麦のイベントを行っていたのをきっかけに、それが発展して今の営業形態になったということです😳

 

店先には折り鶴が飾られ、看板や暖簾も趣のある雰囲気。期待に胸を膨らませながら入店しました。

 

店に入って右手は一面ガラス張りになっており、足利市を一望できます。

 

座敷席もありますよ。

 

店内の数カ所では常に石臼が回っていて、蕎麦粉を挽いていました。上に載せられている動物の人形たちが可愛らしいですね😊

 

こちらの一押しは「さらしな生一本(きいっぽん)」。蕎麦の種子の中心の白い部分だけを粉にした更科粉のみを使用した十割の蕎麦です。今回は「さらしな生一本冷汁〜山芋添え〜」を注文しました。

 

待つことしばし、やってきました❗️上品なビジュアルに、一気に引き込まれてしまいます。

 

さらしな生一本は、蕎麦打ちの道具の開発からこだわった自慢の逸品。『さらしなが打てて二八(蕎麦)の完成』と言われるほど、さらしな蕎麦を打つことは難しく、蕎麦職人にとっての目標であるのだそう。絹糸のように白く、細く切られた蕎麦を啜ると、上品な甘みを感じることができます。

 

開発・製作からこだわった蕎麦道具「エンボス麺棒」を見せていただきました😄

 

表面に施されたエンボス加工により、十割のさらしな蕎麦「さらしな生一本」の提供が可能になったのだそう。こちらの麺棒は2016年に特許も取得しているとのことです🥸

 

店内には他にも蕎麦道具がたくさん並んでいます❗

 

要予約で蕎麦打ち教室を行っており(月・水・木・土・日曜)、蕎麦打ちを趣味にしたい方やレベルアップを目指す方、蕎麦打ち仲間と交流を広げたい方から好評を得ているとのことです。これまでの受講者数はのべ1万人を超えているというから驚きですね❗️

また、さらしな蕎麦をより多くの人に知ってもらうための取り組みとして、純白の更科粉に色付けをした「アート蕎麦」を年に数回提供しています🎨

和食にはない食材や要素を取り入れることで、今までにない広がりを作りたいという願いがこめられています✨

 

職人の技術とこだわりが詰まった蕎麦を味わいに出かけてみてはいかがでしょうか🚶‍♀️🍁

 

 

【住所】栃木県 足利市西宮町2549

【TEL】0284-21-6818

【営業時間】11:00~13:00(蕎麦売切により営業時間を短縮させて頂く場合がございます。)

【定休日】火曜日(祝日の場合は営業)

【HP】https://www.kyouyuuan.com/

 

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撮影日:2023/11/2

撮影地:栃木県足利市西宮町2549

撮影MEMO:蕎遊庵

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