都内の製造企業 柏の葉に研究開発施設 県補助金対象に認定/千葉県

都内の製造企業 柏の葉に研究開発施設 県補助金対象に認定/千葉県

 千葉県は11月10日、都内の製造業の会社が柏の葉エリアに大規模な研究開発施設をつくる計画に対し、県内の立地企業への補助金の対象事業として認定しました。

 補助金額は10億から20億円程度が見込まれています。

 県庁では10日、県の立地企業補助金の認定通知書の交付式が行われ、認定された都内の製造業「SMC」の高田芳樹社長に熊谷知事から通知書が手渡されました。

 認定を受けたSMCは空気圧機器など自動制御機器の製造・販売を行う企業で、柏の葉エリアには1200億円程を投資して敷地面積約4万平方メートルに及ぶ研究開発拠点を2026年4月をめどに開設する方針です。

 これに対し県が今回適用した補助金「大規模投資企業立地」の制度は、補助金のなかで最も補助限度額が大きく、500億円以上の大規模な投資や知事が認めることなどが条件となっていて、現在の制度になった2014年以降初めての認定となりました。

 10日の式典で熊谷知事は「誘致できるのは、大変うれしい。周辺にも大きな波及効果があると思う」と、期待を寄せました。

 一方高田社長は、県に対し謝意を示し「世の中に良い影響が与えられるような仕事をしていきたい」と意気込みを述べました。

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