社会科教育の充実へ 全国の教員が宇都宮で大会

 全国の社会科の教員が集まり、公開授業などを通じて社会科教育を充実させるための大会が11月9日と10日に宇都宮市で行われました。

 「全国中学校社会科教育研究大会」がライトキューブ宇都宮で行われ、2日目の10日は全国各地から中学校の社会科の教員およそ500人が集まりました。この大会は全国の社会科教育の充実・発展を目指して55年前から毎年全国各地で開かれているもので、栃木県で開かれるのは2002年以来3回目です。

 2019年以降は新型コロナウイルスの影響で、あらかじめ録画した授業を視聴するなどの形式で行われていましたが、今年は初めて会場・ライブ配信・アーカイブ配信を併用するハイブリッド型で開催されました。また、ライトキューブ宇都宮で学校関係の教育研究大会が開催されるのも初めてだということです。

 会場では地理・歴史・公民の3つの分野に分かれて県内6つの中学校の担当教員が公開授業を行いその中学校の生徒が授業を受けている様子を参加した全国の教員たちが見学しました。教員たちは、今後の教育に役立てようと熱心に耳を傾けていました。

 授業を終えた生徒たちはLRT・ライトラインの乗り心地を楽しみ、宇都宮を後にしました。

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