一生懸命なペダルさばきでゴール目指す ツール・ド・おきなわ 一輪車競技大会

一輪車にまたがり、懸命にゴールを目指す子どもたち=11日、名護市民会館

 ツール・ド・おきなわ関連イベントの第29回一輪車競技大会が11日、沖縄県の名護市民会館駐車場で開かれた。児童らは友だちや家族の声援を受け、懸命なペダルさばきで上位入賞を目指した。

 県全域から150人の児童が参加。直線距離の速さを競う80メートルスプリントや、三角コーンをかわしながらゴールを目指す50メートルスラロームで会場は盛り上がった。

 高学年男子の80メートルスプリントを制したのは座間味村立阿嘉小学校6年生の金城衣良(いお)さん。「低学年から大会に参加してるけれど、転んで何度も決勝を逃した。優勝できてうれしい」と笑顔。一緒に参加した全校児童と喜びを分かち合った。

 女子高学年で優勝した夢咲学童クラブ(うるま市)の森根葵央遙(あおば)さん(11)は昨年、出番直前で大雨が降り、レースが中止になった。「今年は速さで勝負したいと頑張ってきた。ゴールした瞬間2位か3位かと思ったけど、優勝できてうれしい」と喜んだ。(北部報道部・松田駿太)

一輪車にまたがり、懸命にゴールを目指す子どもたち=11日、名護市民会館

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