宮里優作「勝手に相性がイイと思っている」御殿場初Vへ6打差4位

43歳はまだまだ食らいつく!宮里優作は4位で最終日へ(撮影/高藪望)

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 3日目(11日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)◇曇り(観衆7661人)

今平周吾が後続に2打差をつけたリーダーボードの上位に、ベテランも食らいつく。宮里優作はムービングデーに前日未消化分の4ホールと合わせて22ホールを回り、通算6アンダーの4位で3日目を終えた。

曇り空の第3ラウンドの終盤は、日没が迫っていた。午後4時前から視界が優れず、「グリーン上だけではなくてショットの距離感もつかめず、もうどうしていいか分からなかった」と苦笑い。それだけに締めくくりの2ホールは大きい。打ち下ろしの17番(パー3)、237ydをピン奥4mにつけて会心のバーディ。ショットミスが続いた18番(パー5)も2mを沈めてパーセーブした。

どうにも最近、見えにくくなったような気がするとか…(撮影/高藪望)

43歳は現状のトップ5で最年長。最近、目も悪くなってきた気がしてならない。「(暗さは)ショットの時にラインに対してうまく反応できないというか…。たぶん若い頃はあまり関係なかったと思うんですけど、ジジイになってくるとちょっとね」。体力では若手に勝てないからこそ、豊富な経験を生かしたい。

御殿場でのプレーは東北福祉大時代に初出場してからことしで22回目になった。ココでのタイトルをキャリアに加えたい。「苦しいです。ホントに。トップが走っちゃっていて、優勝はちょっと厳しい。でも、何があるか分からない。自分の良いゴルフをしたい。思い入れのある大会。“勝手に”相性がイイと思っている」。7回のトップ10、2回の2位の成績をポジティブに捉える。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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