38歳のジャスティン・ターナー 再契約を希望もRソックスは消極的

今月23日(現地時間)に39歳の誕生日を迎えるベテラン、ジャスティン・ターナーは今季のレッドソックスで最も信頼できる打者の1人だった。146試合に出場して打率.276、23本塁打、96打点、OPS.800を記録。打点はチームで2番目、本塁打は3番目に多かった。シーズン終了後、選手オプションを破棄してFAとなったターナーだが、レッドソックスとの再契約を希望していることが報じられている。しかし、レッドソックスは再契約に消極的なスタンスを取っているようだ。

「MassLive」のクリス・コティーロ記者によると、ターナーは「レッドソックスに戻りたいと思っている。プレーオフに出場したとき、この街がいかに素晴らしい場所になるかをいろんな人から聞いた。僕もその一部になりたいんだ」と話しているという。「レッドソックスの一員としてプレーオフに出場することがどんなものなのかを知りたい。レッドソックスを相手にするのではなくてね」とターナー。メジャーを代表する伝統球団でプレーオフに出場することをキャリア最後の目標の1つに掲げているようだ。

ターナーによると、今季まずまずの結果を残したことにより、1年前にドジャースからFAになったときよりも多くのチームから関心が寄せられているという。コティーロ記者は昨オフ、レッドソックスのほかにドジャース、ダイヤモンドバックス、マーリンズ、エンゼルスがターナーにオファーを出したことを伝えており、ダイヤモンドバックスは今オフもターナーに関心を示していることが報じられている。もしレッドソックスとの再契約が叶わなかったとしても、ターナーが新天地探しに困ることはなさそうだ。

なお、「MassLive」のショーン・マクアダム記者によると、新たにレッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に就任したクレイグ・ブレスローは「DHは選手を休ませるための手段」と話しているという。レッドソックスは今季、ターナーを98試合、吉田正尚を49試合でDHとしてスタメン起用。一塁にトリストン・カサス、三塁にはラファエル・デバースがいるため、ターナーと再契約するとDHが埋まることになり、ブレスローCBOはそれを避けたいと考えているようだ。

ブレスローCBOはチームの最大の弱点である投手の補強を最優先に進めていく方針だ。「DHは選手を休ませるための手段」という発言と合わせて考えると、ブレスローCBOが大谷翔平の獲得に乗り出す可能性はそれほど高くないのかもしれない。

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