ペップが“元教え子”パーマー移籍の際に交わした会話を明かす「彼は望んでいたものを手に入れた」

写真:今夏シティからチェルシーに加入したパーマー

マンチェスター・シティは現地時間11月12日にプレミアリーグ第12節の試合でチェルシーと対戦するが、ジョゼップ・グアルディオラ監督が現在チェルシーに所属する元教え子について語った。イギリス『ザ・ガーディアン』電子版が伝えている。

マンチェスター・シティからチェルシーへは、2022年にイングランド代表FWラヒーム・スターリングが、今夏にはU-21イングランド代表MFコール・パーマーが移籍している。パーマーにとって今回の試合は、幼少期から応援し、8歳の時に加入してトップチームまでを過ごしたクラブとの初対戦となる。

グアルディオラ監督は、ライバルクラブに移籍する選手を止めたことがあるかと聞かれ、次のように答えた。

「それは一度もない。私は自分の意見をクラブに伝え、クラブが双方と選手のためになるかどうかを決める。なぜ止めないかって? それはスモールクラブのやり方だと思う。ビッグクラブは選手と両クラブ、そして時には代理人の三者にとって利益になるように決断を下すものだ。だから問題はない。移籍先がチェルシーでもユナイテッドでもリヴァプールでもいい。選手は移籍できてハッピーだし、クラブはその移籍に満足している。相手クラブは自分たちが支払う移籍金の額に納得している。それでいいじゃないか」

また、パーマーは今夏、出場機会を求めてチェルシーへと移籍したが、グアルディオラ監督は移籍する際にこのようなやり取りがあったことも明かしている。

「コールがトップチームに来ていくつかのプロセスを受け入れ、1、2年が経った後、彼はこう言った。『僕はもうここでプレーしたくない。ここでプレーするつもりはない』とね。しかし私はこう返した。『リヤド(マフレズ、サウジアラビアのアル・アハリに移籍)が出ていくから、君にもチャンスがあるはずだ』。それでも彼は『いや、僕はここでプレーするつもりはない。移籍したい』と言うから、『OK。それならば移籍しなさい』と言ったんだ」

「彼は望んでいたものを手に入れた。彼にとってはいいことだった。まだ若いし、とてつもない才能の持ち主だ。そうでなければ彼はここにはいなかった。本当にいい若者だし、本当によくやっていると思う」

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