最終節にドラマを起こした磐田、自動昇格に導いた横内昭展監督が来季も続投しJ1で指揮

J1昇格が決定し胴上げされる磐田・横内昭展監督[写真:©︎J.LEAGUE]

ジュビロ磐田は13日、横内昭展監督(56)の来季続投を発表した。
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横内監督は現役時代はサンフレッチェ広島の前身であるマツダSCでプレー。引退後、広島のスカウトやスクールコーチ、ジュニアユースコーチ、ユースコーチなどを務めた。

その後、日本サッカー協会(JFA)に入り、ナショナルコーチングスタッフやU-21日本代表、U-17日本代表でコーチを務め、2003年に広島に復帰。2017年までトップチームでコーチを務めた。

森保一監督とは旧知の中で、広島では指導者としてJ1で3度の優勝を経験。その後、再びJFAに戻り、U-20日本代表コーチを務めると、2018年に森保監督が日本代表監督に就任するとともに、コーチに就任。カタール・ワールドカップ(W杯)でも日本代表のコーチとして参加。トレーニングでは選手たちを指導するなど手腕を振るい、ベスト16に貢献していた。

横内監督は、森保監督の代理としてU-21日本代表やU-22日本代表の監督を務めたことがあるが、正式な監督就任は磐田がキャリア初。補強禁止処分という難しいシーズンを任されると、シーズン序盤は苦しいスタートとなる。

しかし、夏場にかけて勝ち点を伸ばし昇格争いを続けると、優勝の可能性こそ見えなくなったが、J1昇格プレーオフ行きが決定。12日に行われた最終節は3位で自動昇格を目指した中、チームは栃木SCとのアウェイゲームで逆転勝利。2位にいた清水エスパルスが水戸ホーリーホックに引き分けたことで2位に浮上し、逆転でのJ1自動昇格を決めていた。

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