「広い運動場が欲しい」 栄町の小学校に直線100メートルトラック完成 千葉

「広い運動場が欲しい」 栄町の小学校に直線100メートルトラック完成 千葉

 子ども議会で児童らから出た「広い運動場が欲しい」という要望にこたえ、千葉県栄町の小学校でこのほど100mの直線トラックが完成し、11月13日、落成式が開かれました。

 栄町立安食小学校で開かれた落成式には、橋本浩町長も出席し、「今まで以上に思い切り走って、広いグラウンドで楽しんでほしい」などと述べ、100mの直線トラックの完成を児童らと祝いました。

 栄町によりますと、安食小学校のグラウンドは狭く、これまで1周150mの周回トラックと50mの直線トラックの整備に留まっていました。

 3年前に子ども参加型の模擬議会で児童らから「広い運動場が欲しい」という要望が出たことをきっかけに、町では、事業費約2700万円をかけ、2023年7月にグラウンドの再整備をはじめました。

 直線100mを確保するためには、使用していないプールを取り壊すなどしたということです。

 式典には、日本選手権にも出場経験のある順天堂大学陸上競技部の選手らも出席していて、児童らは選手とリレーの対決をしたり、直線100mのトラックをのびのびと走ったりして広いグラウンドを存分に楽しんでいる様子でした。

児童は―
「いつもの100メートル走はカーブがあって走りにくかったが、直線だったのですごく走りやすくて感動」

「去年は100メートルの選手として大会などに出場したが、直線になったから思い切り走って1位とかとりたい」

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