税関や警察など8機関 年末年始に増加 密輸対策強化に向け協議

税関や警察など8機関 年末年始に増加 密輸対策強化に向け協議

 不正薬物などの密輸の取り締まりを強化しようと、千葉県成田市で11月13日、税関や警察など計8機関による対策会議が開かれました。

 会議は年末年始に旅客数が増えるのを前に行われたもので、東京税関や千葉県警それに千葉地検など密輸の取締りに関わる8機関が出席しました。

 成田税関支署によりますと、2022年10月以降新型コロナの水際対策が緩和され、不正薬物などの摘発件数は増加が顕著で、2023年1月から6月の上半期だけで84件、押収量は約159キロと、2022年1年間の数値に迫っているということです。

 会議は主に取締りの強化に向けた情報交換や効果的な捜査手法などについて議論する形で行われました。

 主催した東京税関成田税関支署の井田直樹支署長は、「密輸の手口は悪質化・巧妙化している。背後には外国人犯罪組織などが存在するとみられ、関係機関と連携し組織の撲滅に努める」と話しています。

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