外交に説得力と迫力?のため防衛力強化と総理

 岸田文雄総理は今月11日、入間基地で行われた航空観閲式で「力強い外交に説得力と迫力を持たせるものこそ、我が国自身の防衛努力だ」と防衛装備等の強化こそ必要だとの持論を強調した。

 岸田総理は「防衛力は我が国を守り抜くという不屈の意思と能力を示すもの。安全保障を最終的に担保する力。防衛力の中核を担う隊員諸君の役割は他の何物によっても代替できない、諸君だけが果たし得る任務だ」と外交に説得力を持たせるために防衛力強化が必要と強調した。

 また防衛力強化の具体化へ、岸田総理は「我が国への攻撃を抑止し、万一攻撃があった場合に更なる攻撃を防ぐため『反撃能力の保有』を決定した。スタンド・オフ・ミサイルの整備を速やかに進める」と語った。

 また「次世代の翼となる次期戦闘機を初めて日英伊で国際共同開発する。3か国の技術を結集し、航空優勢を確保できる優れた戦闘機の開発を期待する」と述べた。

 岸田総理は「大空は宇宙につながっている。今や情報収集・監視・通信など宇宙空間の利用は戦略的に極めて重要であり、21世紀はスペース・パワーの時代になりつつある。自衛隊の宇宙作戦能力を強化し、2027年度までに航空自衛隊を航空宇宙自衛隊とする」とも述べた。(編集担当:森高龍二)

岸田文雄総理は今月11日、入間基地で行われた航空観閲式で「力強い外交に説得力と迫力を持たせるものこそ、我が国自身の防衛努力だ」と防衛装備等の強化こそ必要だとの持論を強調した

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