互いに支え合い、安心して暮らせる地域社会を考える「福祉・介護・健康フェア2023in上越」(新潟日報社など主催)が11月12日、新潟県上越市の高田城址(じょうし)公園オーレンプラザで開かれた。NHKの「みんなで筋肉体操」で知られる順天堂大先任准教授の谷本道哉さんが講演。筋力をつけることが健康長寿につながるとした上で「筋肉は裏切らない」と強調した。
谷本さんは、眼鏡にスーツ姿とテレビとは違った雰囲気で登場し「1日5分の適切なトレーニングで110歳まで歩ける」と説いた。効率良く筋肉をつける方法を壇上で披露し、来場者も一緒に体を動かした。長岡市の無職女性(77)は「教わったこつを日頃の運動に取り入れ、健康で長生きしたい」と話した。
講演のほか、会場では福祉介護関連の8団体が出展し、生活をサポートする情報を紹介。障害者らが農産品を販売する「農福マルシェ」なども行われた。
フェアは11月25日午前9時半〜午後4時、新潟市中央区鐘木の市産業振興センターでも開かれる。