スモーリングをサウジ勢が注視? イタリアの首都で第二の春を過ごす34歳

ローマのクリス・スモーリング[写真:Getty Images]

ローマの元イングランド代表DFクリス・スモーリング(34)をサウジアラビア勢が注視しているという。

マンチェスター・ユナイテッド時代の不安定なパフォーマンスはどこへやら、カルチョに舞台を移すや否や、すぐさま安定感あるプレーでローマ守備陣の柱となったスモーリング。酸いも甘いも経験してきた男の第二の春だ。

加入3年目の2021-22シーズンにはヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)を制し、イタリア首都の名門に初の欧州タイトルをもたらす原動力に。今季はヒザのケガで3試合出場にとどまるが、ロマニスタ、そしてジョゼ・モウリーニョ監督からの信頼は厚い。

しかし、イタリア『カルチョメルカート』によると、スモーリングはこれから15〜20日以内のチーム練習復帰も可能という情報がある一方、サウジ・プロフェッショナルリーグ勢から熱視線を送られており、来年1月にローマを退団する可能性が拭えない状況だという。

6月に契約を2025年6月まで延長したばかりのスモーリング。来年1月はアフリカ・ネイションズカップ2024が開催される時期であり、ローマは主力DFエヴァン・エンディカがコートジボワール代表に招集されることが確実とみられている。

エンディカが1月から2月にかけて離脱する可能性が非常に高いなか、スモーリングが退団するとなれば大きな痛手に。サウジ行きの実現性ははっきりしないが、何はどうあれ留めておきたいところだろう。

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