現役引退か? デ・ヘアがスペイン2部クラブの会長職へ興味示す

写真:7月以降無所属が続いているデ・ヘア ©Getty Images

元スペイン代表ダビド・デ・ヘアは今夏にマンチェスター・ユナイテッド退団以降約5ヶ月に渡り無所属状態が続いている。マンチェスター・ユナイテッド復帰やレアル・ベティス加入など様々な噂がされているものの、11月14日現在で所属クラブは決まっていない。

今月7日に33歳の誕生日を迎えたデ・ヘアだが、GKというポジション、そして昨シーズンまで世界最高峰のプレミアリーグで正守護神を務めていたことを考えれば引退を考えるには早いようにも思えるが、スペイン『Onda Cero』電子版によるとデ・ヘアはスペイン2部に所属するCDエルデンセの会長就任へ興味を示しているという。

CDエルデンセは昨シーズンスペイン3部に所属しており、レギュラーシーズンを2位で終えると、プレーオフの末レアル・マドリード・カスティージャを下し悲願の2部昇格を決めた。

現在クラブ会長を務めるパスクアル・ペレス氏は今年9月に入り、株式の過半数を売却し、会長職から身を引くことを表明した。すると、11月6日にはデ・ヘアがクラブを訪れペレス氏と現在のクラブ状況、今後の方針についての話し合いを行ったという。

デ・ヘアがCDエルデンセ会長就任を目論むのには地理的な問題が大きく関わっているという。デ・ヘアは幼少期、夏休みになると父が保有したというアリカンテ県にある別荘を訪れ、その別荘がCDエルデンセがホームタウンとするアリカンテ県に位置することもデ・ヘアが同クラブ買収を試みる要因の1つになっているという。また、2019年には同じくアリカンテ県エルチェをホームタウンとするエルチェCFの買収に動いた過去もある。

デ・ヘアは正式に現役引退を表明してはいないため、所属チームが決まれば今後も現役を続ける可能性は残している。しかし、刻々と近づくその時に向けセカンドキャリアについてもしっかりとビジョンを持っているようだ。

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