現在5期目の福田知事 当選から3年 動き今後本格化か

 現在5期目の福田知事は、15日で当選から3年が経過します。任期は来年(2024年)12月8日までで、残すところあと1年となりますが、これまで各党で擁立に向けてはっきりとした動きはありません。

 3年前の11月15日、一騎打ちの戦いを制し、福田知事が県政史上初の5選を果たしました。福田知事は県議会議員を経て、1999年の選挙で宇都宮市長に初当選。その後、2期目の途中で知事選挙に鞍替えし、「よみがえれ栃木」をキャッチフレーズに当時の現職を破って劇的な勝利。

 その後3回の知事選は共産系候補との一騎打ちで、福田知事がほぼ圧勝。前回の選挙では、立憲民主や共産からも支持を受けた新人候補と戦い福田知事がダブルスコアで5選を果たしました。

 これまで19年にわたって栃木のリーダーとして務めた福田知事。5期目の任期では、新型コロナウイルスの対応や42年ぶりとなったとちぎ国体の開催に対応、宇都宮市長時代から関わってきたLRTも8月に開業するなど着実に実績を残してきました。

 福田知事が前回5選を目指した際、「多選」と「権腐十年」は矛盾しないとの考えを示し、正式な出馬表明は知事選3カ月前の8月でした。任期があと1年に迫る中、知事選の候補として何人かの名前も聞かれますが、いずれも水面下での意見で確定的な状況ではありません。また、市長や町長が推す動きはまだ具体化していません。

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