行方不明フランス人女性の兄が知事と面会「捜査情報をフランス当局と国連にすべて出していただきたい」

 5年前、観光で訪れた日光市で行方不明になった、フランス人女性の兄が14日、栃木県庁を訪れ福田富一知事に捜索の協力を要請しました。

 行方が分からなくなっているのは、フランス人女性のティフェヌ・ベロンさん当時36歳です。ベロンさんは5年前の2018年7月28日、日光市に観光で訪れ、翌日の29日にパスポートや荷物を残したまま、宿泊先から外出したのを最後に行方が分からなくなっています。

 14日はベロンさんの兄・ダミアンさんが、県庁を訪れて福田知事と面会し、捜索の協力を要請しました。ダミアンさんは「知事から警察へ、さらに捜査を進めるよう力添えをいただきたい」と要請したうえで、フランス当局が要請している、捜査資料の提供を改めて求め「十分な捜査情報を、フランス当局と国連にすべて出していただきたい」と訴えました。

 福田知事は「提供の要請は県警に伝える。県の全職員に情報を呼びかけるなどしており、これからも職員総力で発見に協力していきたい」と答えました。

 ベロンさんに関する情報は、日光警察署で受け付けています。(電話番号 0288-53-0110)

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