【人生100年時代の健康観】シニア女性476名のリアルな健康事情を解説!

シニアの関心事といえば健康ですが、人生100年時代と呼ばれる今、シニアは自身の健康についてどのように考えているのでしょうか。

女性誌「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメクホールディングスの「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50~79歳の女性476名を対象に「健康に関する調査」をWEBアンケートにて実施しました。シニア女性のリアルな健康に対する思いを見ていきましょう。

シニア女性476名の健康に対する本音に迫る!

シニア女性の健康で希望することと現在の健康に関する悩みについて

はじめに「健康に関する事柄について重視したいこと」について尋ねると、圧倒的多数だったのが「一生自分の足で歩きたい」(89.7%)でした。次いで多かったのが「ボケたくない」(82.6%)、「子どもに迷惑をかけたくない」(48.9%)。意外にも少なかったのが「長生きしたい」(7.4%)。人生100年時代とのギャップを感じる回答でした。

次に、健康に関する悩みについて尋ねると、最も多かったのが42.9%の「健康のための活動をしたいが、継続的に行うことが難しいと感じる」。その一方、「健康全般に関する意識、悩みはない」は22.9%、うち70代では32.2%を占めています。

シニア女性が不安を感じる体の部位と体の症状について

では、体のどの部分に不安を感じているのでしょうか。今後悪くなりそうで不安を感じている体の部位で最も多かったのは「目」(45.4%)、次いで「歯」(38.4%)、「腰」(37.6%)と続きました。

今後悪くなりそうで不安を感じている体の症状について聞いてみたところ、最多は「疲れやすい/疲れが抜けない」(45.0%)、次いで「骨粗しょう症」(33.0%)、「自立神経のみだれ」(26.5%)でした。

シニア女性は健康のために何をしているの?

シニア女性が健康のためにかけているお金について

シニア女性は健康を維持するためにどれくらいのお金をかけているのでしょうか。

調べた結果、1年間で健康にかけている平均金額は全体で128,829円でした。内訳を見ると、最も多かったのは「運動サービス」で平均35,567円、次いで「医薬品・医療品」が22,876円、「サプリメント」19,767円でした。「運動サービス」の全体における割合は27.6%となっています。

年齢別で見ると、「運動サービス(フィットネスジムなど)」の全体における金額割合が最も高かったのは70代で31.2%。健康に対する意識の高さが見受けられました。

シニア女性が行なっている運動と一回あたりの運動時間について

シニア女性は健康維持のためにどのような運動を行なっているのでしょうか。79.8%で最も多いのが「ストレッチ・体操」、次いで74.4%で「ウォーキング」でした。

シニア女性の一回あたりの平均運動時間を調べると「ストレッチ・体操」が25分、「ウォーキング」は54分。70代に着目すると、「筋トレ」や「その他の有酸素運動(ジョギング/水泳/スポーツ全般など)」の実施割合が他年代に比べて高い結果となりました。

以上、シニア女性476名に聞いた「健康に関する調査」でした。全体を通して70代女性の健康意識の高さがわかった調査でしたね。第二の人生を謳歌するためにも、できることから始めて健康を維持していきましょう。

© 株式会社イチイ