投手補強が急務のRソックス 「エース格の先発投手」の獲得を狙う

新たなチーフ・ベースボール・オフィサーにクレイグ・ブレスローが就任したレッドソックスは今オフ、チームの最大の弱点である投手陣の補強を最優先に進めていく方針を打ち出している。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、レッドソックスは「ローテーションの1~2番手クラスの先発投手」の獲得を狙っているという。ジョーダン・モンゴメリーや山本由伸のほか、ナ・リーグのサイ・ヤング賞の最有力候補と目されるブレイク・スネルも獲得候補に浮上している。

レッドソックスの先発投手陣は、現時点でクリス・セール、ブライアン・ベヨ、カッター・クロフォード、タナー・ハウク、ニック・ピベッタ、ギャレット・ウィットロックという顔ぶれ。今季チーム最多の12勝を挙げた24歳のベヨはともかく、それ以外のメンバーは、衰えが目立ち始めているセールも含め、計算できる投手とは言い難い。2年連続地区最下位という屈辱の結果からの再浮上を目指すために、エース格の先発投手の獲得を狙うのは当然の流れと言えるだろう。

レッドソックスは先週アリゾナ州スコッツデールで行われたGM会議の期間中に、左腕モンゴメリーの代理人を務めるスコット・ボラスと面会したことが報じられた。以前は「先発3~4番手クラス」という評価を受けていたモンゴメリーだが、今季は自己最多の188回2/3を投げて10勝11敗、防御率3.20、166奪三振をマーク。ポストシーズンでも3勝1敗、防御率2.90の好成績を残し、大物FA投手の1人に挙げられるほどに評価を高めた。

また、レッドソックスはまもなくポスティング公示される見込みの山本の獲得に乗り出すことも確実視されており、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はナ・リーグのサイ・ヤング賞の最有力候補であるスネルの移籍先候補にレッドソックスを挙げている。

他にもFA市場のアーロン・ノラ、ソニー・グレイ、エデュアルド・ロドリゲス、トレード市場のタイラー・グラスノー、コービン・バーンズ、ディラン・シース、シェーン・ビーバーなど、獲得の可能性があるエース級の先発投手は多く、レッドソックスとしては少なくとも1人、できれば2人の実力派投手をローテーションに加えたいところだろう。

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