イングランド代表に初招集のコンサが“先輩”への感謝を語る「ジョン・テリーが本当に助けてくれた」

写真:コンサはイングランド代表初招集となった

アストンヴィラのDFエズリ・コンサは、ここまでプレミアリーグで全12試合にフル出場しており、好調アストンヴィラの躍進を支える選手の一人だ。そんなコンサは、UEFA EURO 2024予選のマルタ戦と北マケドニア戦を控えるイングランド代表に追加招集され、今回が代表初招集となった。

イングランド代表の記者会見に出席したコンサは、代表に初選出されたことについて「夢がかなった」と話し、アストンヴィラでの成長の日々を以下のように語った。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

「ウナイ・エメリ監督の経歴がすべてを物語っている。彼が来ると聞いた時、僕たちは本当に興奮した。彼のもとで成長できると確信した。彼は僕を男に、そしてリーダーに変えてくれた」

「僕は少し物静かで、改善したいと思っていた。僕らのキャプテンはタイロン・ミングスだが、ケガの影響でシーズンの残りの試合は出場できないと思う。だから僕はミングスのようなリーダーシップが発揮できるように学んでいるところだ。(ミングスとは)いつも親しい関係だった。試合や練習の日、選手を引っ張る彼の姿を見ていると、誰もが彼に好感を抱いた。彼がプレーできないのは残念だ。エメリ監督は僕にリーダーシップを要求している。チームを牽引することを試合中も練習場でも考えている」

ディーン・スミス氏がアストンヴィラを率いていた時には、長年チェルシーで活躍した元イングランド代表のジョン・テリー氏がコーチングスタッフとして入閣していた。コンサは「テリーが本当に助けてくれた」と感謝の言葉を語り、以下のように続けた。

「ジョン・テリーとリオ・ファーディナンドが僕の憧れだった。父や兄と一緒にプレミアリーグを見ていて、僕はずっと彼らのようなDFになりたいと思っていた。彼らはリーダーで、国を背負いプレーしていた。いつか僕も彼らと同じようにプレーしたいと思っていた。」

「僕は彼(テリー)と2年間一緒に仕事をした。『どうして高いレベルでプレーを続けることができたのか』といつも質問し、彼は私に多くのアドバイスをしてくれた。そのアドバイスは今となって、僕をイングランド代表の選手という地位に押し上げてくれた。(イングランド代表の追加招集が発表された後に)彼は連絡をくれて、素敵なメッセージを送ってくれた」

9月にコンサはアストンヴィラと2028年6月までの契約延長を果たしており、ここまで充実したシーズンを過ごしている。最後に、コンサは「アストンヴィラでのプレーを楽しんでいる」と語り、以下のようにコメントを残している。

「今、アストンヴィラの選手でいることは間違いなくエキサイティングだ。クラブが進んでいる方向性は本当にいい。練習場やクラブハウスは本当にポジティブな雰囲気だ。僕たちはUEFAカンファレンスリーグ(ECL)に出場することができた。今シーズンはさらに躍進できるシーズンにしたい」

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