9戦15発“ゴールマシーン”ギラシー流出に備え? シュツットガルトがギリシャ代表FWを調査中

驚愕のペースで得点を量産するギラシー[写真:Getty Images]

シュツットガルトがギニア代表FWセール・ギラシー(27)の流出に備えているようだ。ドイツ『キッカー』が伝えている。

“ゴールマシーン”と化したギラシー。加入1年目の昨季時点で公式戦28試合14ゴールと及第点以上の数字を残していたが、今季はブンデスリーガ9試合で15ゴール…ケガによる欠場2試合がなければ、現時点(第11節)ですでに20ゴールまで到達していたのではないかと思うほど強烈だ。

当然、この大活躍によって来年1月のビッグクラブ移籍が噂される状況に。ギラシー自身も11日、『ESPN』のインタビューで「シュツットガルトでのプレーに集中している。けど1月に何が起こるかなんて誰にもわからないよね」と、人気銘柄がよく発するフレーズを口にした。

シュツットガルトはギラシーとの契約が2026年6月までとなっているなか、どうやら選手側に発動権がある2000万ユーロ(約32億6000万円)弱の契約解除条項が存在。これについて、当初は来夏まで発動されないだろうと踏んでいたというが、今ではギラシーが来年1月のステップアップに向けてボタンを押すかもしれない、という状況だそうだ。

これを受けてか、シュツットガルトはパナシナイコスのギリシャ代表FWフォティス・ヨアニディス(23)を調査中。ヨアニディスは親子2代でギリシャ代表選手というサラブレッドで、今季は公式戦20試合で8ゴール4アシストを記録している。

まだパナシナイコスで絶対的なエースになりきれていないものの、シュツットガルトはA代表デビュー済みの187cmセンターフォワードを「興味深いタレント」として注視し、その位置付けはもちろんギラシーの後釜として。市場価値は推定350万ユーロ(約5億7000万円)となっている。

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