ロドリ、カタールW杯でのCB起用について本音を語る「本当につまらなかった」

写真:昨シーズンチームの3冠達成に大きく貢献したロドリ

スペイン代表ロドリは昨シーズン、所属クラブのマンチェスター・シティでチームの3冠に大きく貢献し、チャンピオンズリーグ決勝では決勝点も記録した。スペイン代表として参加したカタールワールドカップではベスト16で敗退したものの、UEFAネーションズリーグ決勝でクロアチアを破り代表でもタイトル獲得に貢献してみせた。

代表ウィークに入りスペイン代表に招集されているロドリは、スペインラジオ番組『El Larguero』のインタビューにリモートで登場し、ラジオパーソナリティを務めるマヌ・カレーニョ氏の質問に答えている。

始めに、年内最後となる代表ウィークについての意気込みを聞かれたロドリは次のようにコメントした。

「残りの2戦(EURO2024予選)を良い形で締めくくり1位で通過する。自分達次第だし、すでに突破を決めているからそこまでの重要性を持つわけでは無いけど、1位で通過することが大事だ。スコットランド戦の敗戦が自分達にふさわしい結果だったかは分からないけど、あの敗戦を除いて良い予選だったことを証明するためにも重要な2試合だ。ネーションズリーグを優勝し、予選突破を決めたことでチームは成長している」

スペイン代表はすでにEURO2024への出場権を獲得しており、今回の代表ウィークがそこまでの重要性を持たないとしながらも、ロドリはグループ1位通過の重要性を強調した。続いて、ここまでの自身のスペイン代表での活動については、以下のようにコメントした。

「代表チームは夢だったし、もっと代表キャップを重ねていきたい。CBでプレーすることで自分のワールドカップへの出場が叶ったわけだけど、もうやりたくないし、本当につまらなかった」

カタールワールドカップでは全4試合にCBとしてフル出場したロドリだが、やはり本職ではないCBでのプレーについては、笑いながらも退屈であったと本音を明かした。次に、ボランチを本職とするロドリがワンボランチとダブルボランチのどちらを好むのかについて聞かれ。

「どちらも良い感触だよ。シティではディフェンスラインから1人が上がりダブルボランチでプレーする。前線の枚数を減らさないことで守備の面、前線と後方を繋ぐパスもやりやすくなるし、それがキーとなっている。前線から1枚下げてダブルボランチにするときは対戦相手やその時の状況によって決まるんだ」

ディフェンスラインの選手がワンボランチに吸収され、ダブルボランチを形成することが鍵となっていることを明かした。最後に、自身も5位にノミネートされたバロンドールについて、リオネル・メッシではなくアーリン・ハーランドが相応しいかの問いについては以下のようにコメントした。

「ワールドカップはシーズンで最も重要な大会だが、7、8カ月あるシーズンのうちの1カ月であることは事実だ。シティでの最初のシーズンであらゆるゴール記録を塗り替えたわけだからハーランドは受賞に値するし、個人的には彼に受賞してほしかったけど、それを決めるのは自分ではないからね」

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