【MLB】アスレチックスのラスベガス移転が正式決定 オーナー会議で全会一致の承認

写真:現在のアスレチックス本拠地オークランド・コロシアム

11月16日、オークランド・アスレチックスのラスベガス移転が正式に決定した。MLBではオーナー会議で行われ、投票の結果全会一致での承認だったと複数の米メディアが伝えている。

MLBチームの本拠地移転は、エクスポズがカナダのモントリオールからワシントンに移り、ナショナルズとなった2005年以来となる。

米紙『USAトゥデイ』によると、アスレチックスのラスベガス移転は2028年に予定されているが、現在の本拠地オークランド・コロシアムとのリース契約は2024年まで。そのため、2025年から2027年までの3シーズンは別の本拠地を用意する必要があるという。

移転までの間アスレチックスは、ネバダにあるマイナーリーグの球場や、ジャイアンツの本拠地オラクル・パークなど複数の球場で試合を行うプランを考えているようだ。MLBでは新型コロナウイルスの影響でカナダ国内で試合を行うことができなかった時期に、トロントを本拠地とするブルージェイズがマイナーリーグの球場などを使用した事例があり、それと似た状況になると見込まれている。

オークランドはアスレチックスの他にも、NBAのウォリアーズが2019年にサンフランシスコへ、NFLのレイダースは2020年にラスベガスへそれぞれ移転している。アスレチックスのラスベガス移転が決まったことで、オークランドは数年の間に3つのプロスポーツを失うことになる。

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