獨協医科大学は10月30日、物質の皮膚への浸透性について研究しそのデータを活用して、化粧品や医薬品の開発に役立てる"新たなプロジェクト"を民間企業と始めると発表しました。
今回、獨協医科大学を中心に始まったプロジェクト、その名も「皮膚浸透プロジェクト」です。
プロジェクトには化粧品メーカーの「ポーラ化成工業」、皮膚用の医薬品「キンカン」でおなじみの「金冠堂」、精密部品加工業の「テクニスコ」が参加しています。
このプロジェクトでは、獨協医科大学が所有する特殊な機械を使った最新の「質量分析イメージング」技術を活用します。これは物質の浸透具合を分子レベルで可視化して検証する技術です。これにより薬品や化粧品に含まれる成分がどの程度、皮膚に浸透しているのかを把握することができます。
連携しながら研究技術を進めることで、安全で効果的な化粧品や医薬品の開発につなげたい考えです。