ロッキーズがガーディアンズからクアントリル獲得 昨季15勝の右腕

日本時間11月18日、ロッキーズはガーディアンズへマイナーの捕手であるコディ・ハフを放出して先発右腕カル・クアントリルを獲得する1対1のトレードが成立したことを発表した。昨季キャリアハイの15勝をマークしたクアントリルだが、今季は不振に陥り、日本時間11月15日にはルール5ドラフトからのプロテクトで若手有望株が40人枠入りしたことに伴ってDFAに。その後、先発投手を必要としているロッキーズが獲得に動き、マイナーリーガーとの1対1のトレードが成立した。

現在28歳のクアントリルは、メジャー通算841試合に登板して2001年にはオールスター・ゲームにも選出されたポール・クアントリルの息子としても知られており、2016年ドラフト1巡目(全体8位)指名という高評価でパドレスに入団。2019年にメジャーデビューしていきなり6勝を挙げ、2020年8月末にマイク・クレビンジャーを中心とした大型トレードでインディアンス(現ガーディアンズ)へ移籍した。

2021年は40試合(うち22先発)で8勝3敗、防御率2.89と好成績を残し、1年間ローテーションを守った2022年は186回1/3を投げて15勝5敗、防御率3.38、128奪三振という自己最高の成績をマーク。ところが、今季は19先発で4勝7敗、防御率5.24と大きく数字を落とし、年俸が660万ドル前後まで上昇することが予想されていたこともあって、ガーディアンズからDFAとなった。

クアントリルは「パドレス時代にナ・リーグ西地区でプレーしたことがあるし、ノーラン・ジョーンズはガーディアンズ時代からの親友だ。ショートのエゼキエル・トーバーとセンターのブレントン・ドイルは守備が上手い。彼らが後ろを守ってくれるのは楽しみだ」とコメント。「去年もそうだったけど、僕たちはあらゆる予想を打ち破ってきた。ロッキーズにもクリーブランドと似た雰囲気を感じるんだ」と若い選手が多い新天地への期待を口にした。

ガーディアンズへ移籍するハフは22歳の捕手で、2022年ドラフト7巡目指名でロッキーズに入団。クアントリルと同じスタンフォード大学の出身である。今季はマイナーA級で86試合に出場し、打率.262、5本塁打、36打点、2盗塁、OPS.731、盗塁阻止率28.7%を記録した。

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