まめぶ題材、描く子ども成長 25・26日に久慈市民おらほーる劇場

本番に向けて舞台稽古に励む出演者

 岩手県久慈市民おらほーる劇場第15回公演「まめぶ姫と八(はち)椀(わん)国の明日」(市教委主催)は25、26の両日、同市山形町のおらほーるで上演される。作り方や味の違いがある郷土料理「まめぶ」を題材に、地域を守ることと変えていくことのはざまで葛藤する「八椀国」の子どもたちの姿を描く。

 地域おこしの一環で、PR活動に力を入れているまめぶを初めてテーマにした。人口減少が課題となっている里山の現状も重ね合わせ、八椀国に取り残された子どもたちが思いや悩みを打ち明けながら、決断を下す内容だ。

 一般公募で集まった出演者19人は、8月から練習に取り組んできた。本番を間近に控え、衣装姿での通し稽古でせりふの言い回しや、立ち振る舞いなど細やかな動きを確認し、最終調整に励んでいる。

© 株式会社岩手日報社