スクイズボトルの魅力とは?タイプ別のおすすめ16選&お手入れ方法

アウトドアやスポーツのシーンで「ペットボトル飲料だと、荷物が増えて持ち運びが大変」「ゴミを出すのはエコじゃないから、自宅から飲み物を持参したい」と感じたことはありませんか?そんなときには、スクイズボトルが活躍してくれます。見た目がおしゃれだったり機能的だったりするスクイズボトルも多く、アウトドアやスポーツのシーンではもちろん、日常生活でも重宝するアイテムですよ。この記事では、スクイズボトルの特徴やメリット・デメリット、タイプ別のおすすめ商品を徹底解説します。

スクイズボトルとは?魅力や水筒との違いを解説

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スクイズボトルとは、主にポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックで作られたドリンクボトルのこと。軽く、落としても変形しにくい素材のため、アウトドアやスポーツなどのシーンでハードに使うのにも適しているのが特徴です。

水筒とよく似たアイテムではありますが、水筒とスクイズボトルでは「材質」や「飲み方」に違いがあります。

水筒はプラスチックやステンレスで作られていることが多く、ほとんどの製品は硬い材質です。一方でスクイズボトルの材質は柔らかく、手で握れるくらいの硬さ

実は「スクイズ」には「握る」という意味があり、名前の通り、スクイズボトルの本体を手で握ることで、中の飲料が出てくる仕組みになっています。この仕組みにより、スクイズボトルに入れた飲料を飲む際には、飲み口に口をつけてから、ボトルを軽く握って中身を押し出せばOK

水筒のようにコップに飲料を注いだり、本体を大きく傾けたりする必要がないので、スピーディに水分補給ができるでしょう。

なお、スクイズボトルには飲み口に直接口をつけるタイプのほか、噴射式で飲み口に直接口をつけなくてもよい仕組みになっているタイプもあります。

メリットとデメリット

スクイズボトルには、以下のようなメリットがあります。

  • 本体が軽いので、荷物を軽量化できる
  • 変形しづらく、ハードに使いやすい
  • 握れば飲料が出てくる仕組みで、サッと水分補給ができる
  • 倒れてもこぼれにくく、風が吹いている屋外でも使いやすい
  • 繰り返し使えてエコ
  • デザインが豊富で、おしゃれなものも多い
  • 値段が安いものが多く、購入や買い替えがしやすい

手軽に使えて便利なスクイズボトルですが「基本的に温かい飲み物を入れるのには適していない」というデメリットも。

ステンレス製の水筒に比べて保冷効果が低いのも弱点で、長時間の持ち運びや、常に冷たい飲み物を飲みたいシーンには不向きでしょう。

また、完全密閉型ではないスクイズボトルの場合、横にした状態でカバンに入れていると、中身が漏れてしまうこともあります。

保冷方法

スクイズボトルには「保冷効果が低い」というデメリットがありますが、飲み物と一緒に氷を入れたり、ボトルカバーを利用したりすることで保冷効果を高められます。

ボトルカバーは、内側にアルミ加工がされているものだと保冷効果が高く、カバーを使っていないときよりも長く飲み物の温度をキープできますよ。

また、スクイズボトルには二重構造で保冷効果が高いモデルのほか、温かい飲み物を入れられるモデルや匂い移りしづらい素材を採用したモデルなど、さまざまな製品があります。使用シーンや入れたい飲み物を考慮したうえで最適な製品を選びましょう。

どこに売っているの?

スクイズボトルはホームセンターやスポーツ用品店、ドラッグストアで取り扱われているケースが多いほか、Amazonや楽天などのECショップでも購入できます。

ただし、2023年11月現在、100均ではスクイズボトルの取り扱いがありません。

100均でもスクイズボトル以外のドリンクボトルや、ペットボトルに着けて使用するシリコーンストローなどは販売されていますので「スクイズボトルにこだわらないから、安価でドリンクボトルを手に入れたい!」という方はチェックしてみましょう。

アウトドアやスポーツシーンで活躍!タイプ別のおすすめスクイズボトル16選

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一口に「スクイズボトル」と言っても、さまざまなタイプの製品があります。

スクイズボトルを選ぶ際には、以下のポイントに注目し、使用シーンや自身の好みにマッチする製品を選びましょう。

  • 容量
    ちょっとした水分補給であれば300ml、おでかけでは500ml~1L、スポーツやアウトドアでは1L以上を目安として、十分な容量であるか
  • 構造
    広口タイプで洗いやすい、吸口にオーバーキャップが付いていて衛生的など、使いやすい構造であるか
  • 機能性
    二重構造で保冷効果が高い、浄水機能が付いている、食洗機対応など、機能性に優れているか
  • デザイン
    好みのデザインであるか

ここからは、おすすめのスクイズボトルをご紹介していきます。「大容量タイプ」「機能的なタイプ」「おしゃれなデザイン」に分けて紹介していますので、ご自身の活用シーンにぴったりなスクイズボトルを選んでくださいね。

【大容量タイプ】大塚製薬『ポカリスエット スクイズボトル 1L用』

大塚製薬が販売する『ポカリスエット スクイズボトル 1L用』は、アウトドアやスポーツシーンによく馴染むデザインが特徴的。

オーバーキャップ付きで衛生的に使えるほか、くびれのある独自形状で中身が押し出しやすいですよ。

  • 容量:1L
  • サイズ:直径86×高さ251mm
  • 素材:ポリエチレン、ポリプロピレン
  • 耐熱温度:本体・吸い口・オーバーキャップ/70°C、キャップ/90°C

【大容量タイプ】明治『ザバス スクイズボトル』

明治『ザバス スクイズボトル』は、プロテインブランドでおなじみの「ザバス」のスクイズボトルです。

ザバスらしいクールなデザインの本製品は、パッキンレスで衛生的な点や、ソフトな質感で握りやすく飲みやすい点が魅力です。

  • 容量:1L
  • サイズ:-(未公表)
  • 素材:本体・内キャップ/ポリエチレン、外キャップ/ポリプロピレン
  • 耐熱温度:本体/80°C、外キャップ/100°C、内キャップ/70°C

【大容量タイプ】DOSHISHA (ドウシシャ)『アクエリアス スクイズボトル 1.0L』

DOSHISHA (ドウシシャ)『アクエリアス スクイズボトル 1.0L』は、ボトル上部にかけてやや傾斜がついた形状が個性的なスクイズボトルです。

パーツがシンプルなので洗いやすく、あえてオーバーキャップを省くことで、すぐに飲めるデザインになっています。

  • 容量:1L
  • サイズ:83×91×高さ262.5mm
  • 耐熱温度:70°C
  • 素材:本体・ハンドル/ポリエチレン、フタ/ポリプロピレン、飲み口弁/ポリプロピレン・シリコーンゴム、パッキン/シリコーンゴム

【大容量タイプ】DNS『スクイズボトル』

見た目も機能もシンプルなものを求めている方には、DNSの『スクイズボトル』がおすすめです。

アスリートのニーズを取り入れて設計されたデザインで、シンプルながらも使い心地のいいスクイズボトルですよ。

  • 容量:1L
  • サイズ:直径85×高さ280mm
  • 耐熱温度:本体/80°C、外キャップ/100°C、中キャップ/70°C
  • 素材:本体・中キャップ/ポリエチレン、外キャップ/ポリプロピレン

【大容量タイプ】リンドスポーツ(LINDSPORTS)『スクイズボトル』

リンドスポーツ(LINDSPORTS)の『スクイズボトル』は、飲み口に直接口を触れなくても飲めるようになっています。

また逆さにしても中身がこぼれない設計で、アウトドアやスポーツに持ち運ぶ際にも便利です。

  • サイズ:直径80×高さ255mm
  • 容量:1L
  • 素材:-(未公表)
  • 耐熱温度:-(未公表)

【機能的なタイプ】ナイキ(NIKE)『ハイパーフューエル ウォーターボトル 24OZ』

ナイキ(NIKE)の『ハイパーフューエル ウォーターボトル 24OZ』は、シンプルなデザインのなかにナイキのロゴが光る、スタイリッシュなデザインのスクイズボトル。

食洗機に対応しているほか、漏れを防止する内弁や人間工学に基づいた持ちやすい形状など、細部まで機能性に優れています。

  • 容量:709ml
  • サイズ:100×50×高さ200mm
  • 素材:低密度ポリエチレン60%、ポリプロピレン30%、熱可塑性エラストマー10%
  • 耐熱温度:-(未公表)

アウトドアやスポーツシーンで役立つ946mlの大容量サイズや、ちょっとしたおでかけで役立つ532mlサイズのラインアップもありますよ。

  • 容量:500ml
  • サイズ:全長242mm
  • 素材:ボトル・保護キャップ・キャップ/ポリプロピレン、バルブ/食品用サーモプラスチックラバー、内部/シリコーンコーティング・Nanogel耐熱パネル
  • 耐熱温度:100°C

【機能的なタイプ】エリート(ELITE)『NANOFLY サーモボトル』

エリート(ELITE)の『NANOFLY サーモボトル』は、冷たい飲み物はもちろん、温かい飲み物も入れられるスクイズボトルです。

最大4時間の保冷・保温が可能でありながら、重量はわずか145gと軽量。さらに食洗機にも対応しており、日常からアウトドアシーンまで幅広く活躍してくれます。

  • 容量:500ml
  • サイズ:全長242mm
  • 素材:ボトル・保護キャップ・キャップ/ポリプロピレン、バルブ/食品用サーモプラスチックラバー、内部/シリコーンコーティング・Nanogel耐熱パネル
  • 耐熱温度:100°C

【機能的なタイプ】mont-bell(モンベル)『スクイズボトル プラス』

アウトドア愛好家から高い人気を誇るアウトドアメーカーであるmont-bell(モンベル)には、スクイズボトルのラインアンプもあります。なかでも『スクイズボトル プラス』は、柔らかく握りやすいボトルに、優れた保冷効果のある断熱材を使用したモデル。

4℃の飲料を入れた場合、2時間後に10℃以下、6時間後でも17℃以下の温度を保てるため保冷効果を重視する方に最適です。

  • 容量:580ml
  • サイズ:直径74×高さ235mm
  • 素材:本体/ポリプロピレン・断熱材、キャップ/ポリエチレン・熱可塑性エラスト
  • 耐熱温度:本体・キャップ100°C ストロー90°C

【機能的なタイプ】大作商事『ドリンクミストDW(ダブルウォール)』

大作商事の『ドリンクミストDW(ダブルウォール)』は、二重構造で保冷効果が高いスクイズボトルです。

ミスト噴射機能を搭載しているのも大きな特徴で、ドリンクボトルとして使えるだけでなく、炎天下でのアウトドアやレジャー、スポーツなどの際に冷たいミストで体をクールダウンさせるのにも役立ちます。

  • 容量:530ml、ミストタンク20ml
  • サイズ:85×70×高さ288mm
  • 素材:ボトルキャップ/ABS樹脂、ドリンクタンク・ミストストロー/ポリエチレン、ミストタンク/PETG、Oリング/シリコン、飲み口/TPU
  • 耐熱温度:ボトルキャップ・ミストタンク/70℃、ドリンクタンク・ミストストロー・Oリング/100℃、飲み口/90℃

【機能的なタイプ】CAMELBAK(キャメルバック) 『PODIUM ICE(ポディウム アイス) 620』

CAMELBAK(キャメルバック) の『PODIUM ICE(ポディウム アイス) 620』は、宇宙服にも使われる素材である「エアロゲル」を断熱材に使用し、優れた保冷効果が特徴のスクイズボトルです。

レバーを回転させると完全にバルブをロックできる機能付きで、漏れを防止できます。さらに、簡単にキャップやバルブが分解できる設計やカビの繁殖を抑制する効果によって、清潔に使い続けられるのも美点です。

  • サイズ:直径74×高さ260mm
  • 容量:620ml
  • 素材:ボトル本体/Tru Tasteポリプロピレン(ハイドロガード加工)
  • 耐熱温度:-(未公表)

【機能的なタイプ】SALOMON(サロモン)『SOFTFLASK XA FILTER 490ML/16OZ 42』

SALOMON(サロモン)の『SOFTFLASK XA FILTER 490ML/16OZ 42』は、バクテリア・原虫を99.99%ろ過するフィルター付きで、湧き水や雨水などを浄水して飲むことが可能です。

ボトル本体は圧縮できる素材になっており、重量も約52gと軽量かつコンパクト。アウトドアやスポーツのシーンに限らず、防災時の備えとしてもおすすめの製品ですよ。

  • 容量:500ml
  • サイズ:85×高さ300mm
    素材:本体/熱可塑性ポリウレタン・Abs樹脂・ポリオキシメチレン・ポリスルホン・シリコン
  • 耐熱温度:-(未公表)

【機能的なタイプ】ブリタ(BRITA)『ボトル型浄水器 アクティブ』

浄水器で知られるブリタから販売されている『ボトル型浄水器 アクティブ』は、その名の通り浄水機能が付いたスクイズボトル。

150Lまで浄水できるフィルターは、替えフィルターのラインアップもあるため、交換して繰り返し使えるエコなアイテムです。さらに、洗いやすい設計や食洗機にも対応している点も魅力ですよ。

  • 容量:600ml
  • サイズ:直径75×高さ235mm
  • 素材:ポリプロピレン、ポリエチレン、シリコーンゴム
  • 耐熱温度:-(未公表)

【おしゃれなデザイン】ハレオ(HAREO)『スクイズボトル』

ポップな色味やデザインのスクイズボトルが多いなか、ハレオ(HAREO)の『スクイズボトル』は洗練されたモノトーンのデザインが印象的です。

トレーニング中の水分補給向けに設計されたスクイズボトルなので、水だけではなく、スポーツドリンクを入れるのにも向いています。

  • 容量:1L
  • サイズ:直径8.4×高さ280mm
  • 素材:本体・内キャップ/ポリエチレン、外キャップ/ポリプロピレン
  • 耐熱温度:-(未公表) ---

【おしゃれなデザイン】スポルディング(SPALDING)『スクイズボトル』

「人とかぶらない、個性的なデザインのスクイズボトルがほしい!」という方におすすめなのが、スポルディング(SPALDING)の『スクイズボトル』。独特の形状と、大きく入ったブランドロゴで、他にはないおしゃれなデザインとなっています。

残量が見える窓と目盛りが付いていて、おしゃれなだけでなく、使いやすさにもこだわった製品です。

  • 容量:800ml
  • サイズ:70×70×高さ240mm
  • 素材:ポリエチレン
  • 耐熱温度:70°C

【おしゃれなデザイン】ロックブロス(ROCKBROS)『ウォーターボトル』

サイクリング用製品を扱うメーカーであるロックブロス(ROCKBROS)の『ウォーターボトル』は、クリアなボディにロゴがプリントされ、シンプルでありながら洗練されたおしゃれさを感じられるデザインです。

サイクリング用に開発されたスクイズボトルであるため、機能性も抜群。軽い力で中身を押し出せるうえに、スリムな形状で持ちやすいですよ。

  • 容量:750ml
  • サイズ:直径73×高さ245mm
  • 素材:PP5(ポリプロピレン)+TPE
  • 耐熱温度:-(未公表)

【おしゃれなデザイン】mont-bell(モンベル)『スクイズボトル』

mont-bell(モンベル)の『スクイズボトル』はシンプルな機能と、モンベルらしいカラーリング&デザインが特徴です。

取り外し可能なストロー付きで、残量が少ないときも顔やボトルを傾けることなくドリンクを飲めますよ。

  • 容量:760ml
  • サイズ:直径74×高さ235mm
  • 素材:本体/ポリプロピレン、キャップ/ポリエチレン+熱可塑性エラストマー
  • 耐熱温度:本体・キャップ/100°C ストロー/90°C
    、ストロー:ポリエチレン、飲み口:シリコーンゴム
  • :ストロー付き(ストローは取り外して使用可能)

ちょっとした工夫で衛生的に使える!スクイズボトルのお手入れ方法

スクイズボトルを衛生的に使うためには、こまめなお手入れも大切です。

使用した後にはパーツを分解して、台所用洗剤でしっかり洗いましょう。スクイズボトルは傷付きやすい素材で作られていることが多いので、たわしやメラミンスポンジなどは避け、柔らかいスポンジで洗うのがポイントです。

ドリンクを入れたまま長時間放置するとカビや匂い移りの原因にもなりますので、使い終わったら、毎回すぐに洗うようにしてくださいね。

もしもカビが発生してしまった場合には塩素系漂白剤、匂いが移ってしまった場合には重曹やクエン酸を溶かした水に漬け込んでから、しっかり洗浄しましょう。

また、乾かす際には内部が乾きづらいことがあるので、割り箸など長い棒状のものにタオルやキッチンペーパーを巻き付け、内部を拭ってから自然乾燥させるといいですよ。

複数持っているとさらに便利!スクイズボトルを日常やアウトドアで活用しよう

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スクイズボトルにはさまざまな製品があり、デザインや機能など、それぞれが異なる特徴を持っています。

比較的手を伸ばしやすい価格の製品が多いこともあり、活用シーンにあわせて複数のスクイズボトルを備えておくのもおすすめ。

たとえば、アウトドアシーンでは飲料用の水場が近くにない場合も多いので、常飲する飲み物を入れるための大容量モデルに加えて、調理用の水を確保するための飲料浄水機能付きモデルも持っていると安心です。

また日常的に活用する場合には、毎日オフィスで使うものは手軽に洗いやすい食洗機対応モデル、お出かけで使うものは持ち運びやすさや保冷効果が高いを重視したモデルを選ぶなど、シーンに応じて使い分けるとより便利に使えます。

ぜひ今回の記事を参考に、活用シーンや好みにマッチする、お気に入りのスクイズボトルを見つけてくださいね。

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