吉田蒼、全日本準V 攻撃的卓球で強敵連破 14歳以下男子単で快挙

全日本カデット男子14歳以下で準優勝した吉田蒼

徳島県鳴門市でこのほど行われた卓球の全日本選手権大会カデットの部14歳以下男子シングルスで、「NexuS.F」所属の吉田蒼(そう)選手(14、直江津東中2年)が上越勢過去最高の準優勝に輝いた。全国の強敵相手に銀メダルを獲得し、「とてもうれしい。自信になった」と喜んでいる。

14歳以下男子単には148選手が出場し、吉田選手は決勝まで7試合を戦った。シードされ2~4回戦は3―0で突破し、5回戦で昨年の全国ホープス(小学5・6年生)チャンピオンに3―1、準々決勝で前回13歳以下の優勝者に3―2で競り勝った。準決勝を3―0で快勝し、決勝は今年の全中ベスト4の岩井田駿斗選手(山口・野田学園中2年)に1―3で敗れた。

全中でベスト16に入るなど、全国クラスで活躍する吉田選手だが、8強決めの戦いが壁だったといい、「そこを競って勝てたので、準々決勝以降は伸び伸びできた」と振り返る。

黒田小1年から卓球を始めた。二つ上の山岸駿選手(新潟産大附属高1年)や兄・蓮選手(同)らを追い、高校生や社会人とも練習を重ねてきた。左利きでフォアハンドからのドライブ攻撃に威力がある。最近は梅村卓巳コーチ(37)の指導でバックハンドを強化し、両ハンド攻撃を身に付けた。「ラリー戦は自信がある」と話す。

来夏は全国中学大会(北信越ブロック開催)の卓球が新潟市で行われる。「全中で優勝する」ことを目標に、日々練習を重ねている。

得意とするフォアハンドドライブ

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