ヤンキースは大谷獲得の可能性に悲観的? 6年前の発言が根拠に

これまでに数多くのスター選手を獲得してきたヤンキース。メジャーを代表する名門球団が大谷翔平の争奪戦から早々に脱落することは考えにくいが、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ヤンキースは大谷獲得の可能性について、楽観的ではないようだ。ヘイマン記者は6年前に大谷がポスティング制度でメジャーへ移籍する際、「ニューヨークのような大都市で自分がプレーすることは考えられない」といった内容の発言をしたことを紹介している。

ヘイマン記者によると、ヤンキースは当時の大谷の発言を根拠に「大谷はニューヨークの球団へ移籍することを真剣に検討することはないのではないか」と考えているようだ。2017年オフに大谷がメジャー移籍を目指した際、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「スモールマーケットの球団や西海岸の球団を好むだろう」との見解を示していた。キャッシュマンGMの見方が正しいとすれば、大谷が移籍先としてヤンキースやメッツを選ぶ可能性は低いのかもしれない。

そもそも、ヤンキースのDHには2027年まで契約を残すジャンカルロ・スタントンがおり、スタントンが故障がちであることを考えると、新たにチームにフルタイムのDHを加えることは考えにくい。今オフのヤンキースは先発投手と外野手を最優先の補強ポイントに挙げており、大谷はヤンキースのチーム状況にフィットしないとの見方が一般的だ。大谷がニューヨークでプレーすることで前向きであっても、ヤンキースが大谷を獲得する可能性は低いと言えるだろう。

MLB公式サイトでマリナーズを担当するダニエル・クレーマー記者は「大谷がマリナーズの補強プランに含まれていない可能性」を伝えており、移籍先候補の1つに挙げられていたマリナーズは早々に大谷争奪戦から撤退する可能性が出てきた。マリナーズ同様、ヤンキースも早い段階で大谷争奪戦から手を引くことになるのだろうか。それとも名門球団の意地を見せ、二刀流のスーパースターの獲得にチャレンジするのだろうか。

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