古巣ナポリの指揮官候補に挙がったカンナバーロ、「オファーはなかった。マッツァーリに期待」

[写真:Getty Images]

ファビオ・カンナバーロ氏(50)が古巣ナポリから監督オファーはなかったと明かした。イタリア『メディアセット』のインタビューで答えている。

ナポリでは14日、ルディ・ガルシア前監督を解任し、ワルテル・マッツァーリ監督を招へいした。

カンナバーロ氏も後任候補の一人に挙がっていたが、プロデビューを飾った故郷ナポリからオファーはなかったようだ。

「何もなかったよ。ナポリはマッツァーリを選んだ。彼はナポリの環境をよく知っているし、状況を解決してくれることを願っている」

カンナバーロ氏は指揮官転向後、広州恒大で2つ国内タイトルを獲得しているものの、直近ではセリエBのベネヴェントを率いて結果を出せず(17試合で3勝)、今年2月に解任されていた。それでも監督業に前向きな姿勢を見せた。

「イタリアであれ、ヨーロッパであれ、その他の地域であれ、いかなる選択肢も考慮する。自分のアイデアを知ってもらい、その経験を伝えたい。仮にベネヴェントで起こったことで私を判断するのなら限界があるということだろう」

「ただ、デ・ゼルビを見て欲しい。彼は厳しい監督キャリアのスタートだったが、今ではプレミアリーグで監督をしている。マッツァーリにも同じことが言える。リッピだって解任されたことはあるが、ワールドカップで優勝したね」

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