USJスパイダーマン、特別展示にファン集う「終わるんやな…」

2024年1月に閉幕する「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)の人気アトラクション『アメージング・アドベンチャー・ オブ・スパイダーマン・ザ・ライド』。クローズまで約2カ月となる11月20日、アトラクションの軌跡をたどるショーケースが公開された。

カウントダウンボードが設置された「アメージング・スパイダー マン・ストア」の店内(11月20日/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

2004年、ニューヨーク・エリア内にオープンした同アトラクション。世界最高技術「4K3D」を駆使した演出で映画『スパイダーマン』の世界に没入するような体験ができることから、20年にもわたり人気を博してきた。

そんな同アトラクションが2024年1月22日をもってクローズする一報が流れると、SNSを中心に「嘘だ!そんな!」「悲しすぎる」といった嘆きの声があふれていた。

■「カウントダウンボード」でファンら記念撮影

パーク内でスパイダーマンのグッズを扱う「アメージング・スパイダー マン・ストア」には、特設スペース「スパイダーマン・フェアウェル・エキシビジョン」が登場。同アトラクションの20年にも及ぶ歴史や歴代のCM映像などを展示したパネルが飾られている。

同アトラクションにまつわる出来事や歴代CMなどがパネルで辿れるようになっている(11月20日/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

さらに、同スペースとショーウィンドウの2カ所にはクローズまでの時を刻む「カウントダウンボード」を設置。ボード前には多くのファンが集まり、スパイダーマンのオブジェクトとともに記念撮影をする姿が見られた。

また、フィギュアやキーホルダーといった現在は販売を終了した歴代グッズも並び、「これ持ってた」「あったな〜」と懐かしそうな声をあげる人も。家族で訪れた女性は「もういよいよ終わるんやなって思いました」と寂しさをにじませていた。

特設スペースは、運営終了日の2024年1月22日まで。また、12月3日からは、クルーがスペシャルデザインのフラッグを手にしてゲストを出迎えるキャンペーンもおこなわれる予定だ。

取材・文・写真/つちだ四郎

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