違法ヤード根絶へ 印旛地域で対策会議 千葉県警

違法ヤード根絶へ 印旛地域で対策会議 千葉県警

 盗難車の保管場所などとして摘発が相次ぐ、「違法ヤード」を根絶しようと、千葉県警は11月21日、ヤードが集中する印旛地域で関係機関と対策会議を開きました。

 エンジンなどを保管する自動車ヤードの中には、盗難車を解体して輸出する違法なヤードも確認されています。

 県警によりますと、10月末時点、県内で確認された自動車ヤードは全国で最も多い696か所で、このうち約6割が成田市や佐倉市など印旛地域に集中しています。

 会議はこうした状況を踏まえ、県警が開いたもので、印旛地域の9市町のほか国や県、それに、自動車リサイクル業の関係者ら、約80人が出席しました。

 会議の冒頭、県警の田中健一組織犯罪対策本部長があいさつし、「関係機関が共通の認識をもち連携して対策を進めていきたい」と呼びかけました。

 会議はその後、非公開で行われ、県自動車ヤード条例の施行状況や盗難車の不正輸出の状況などを確認し、市や町が抱える問題点などを話し合ったということです。

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