男性を暴行しバッグ奪った少年3人を少年院へ 那覇家裁 那覇市の強盗傷害事件

那覇家庭裁判所(©Googleストリートビューから)

 那覇市内で6月と8月に計3件発生した強盗傷害事件で、那覇家裁(後藤沙彩裁判官)は21日までに、強盗傷害の非行内容で家裁送致された当時17~18歳の少年7人のうち、3人=いずれも南城市=の少年審判を開き、それぞれ第1種少年院送致とする保護処分を決めた。無職の特定少年は16日付、残りは20日付。

 県警の調べでは3人は8月、同市久米の路上で60代男性に顔面挫傷を負わせる暴行を加え、現金1万円などが入ったショルダーバッグを奪ったとされる。塗装作業員の少年は6月に同市壺屋と若狭の路上で起きた事件にも関わったとして家裁送致されていた。

 家裁はこれまでにアルバイトの少年=那覇市=を第1種少年院送致、当時高校生の少年=同=と八重瀬町の無職少年を保護観察とする保護処分を決定した。壺屋の事件に関わったとされる宜野湾市の高校生については、少年審判を開始するかなど調査が続いている。

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