マイク・シルトがパドレスの新監督に就任 全30球団の監督が決定

日本時間11月22日、パドレスはマイク・シルトが2年契約で新監督に就任することを発表した。唯一、監督が決まっていなかったパドレスの新監督がようやく決定し、これで全30球団の監督が決定。今オフはスティーブン・ボート(ガーディアンズ)、ジョー・エスパーダ(アストロズ)、ロン・ワシントン(エンゼルス)、カルロス・メンドーサ(メッツ)、クレイグ・カウンセル(カブス)、パット・マーフィー(ブリュワーズ)、シルト、ボブ・メルビン(ジャイアンツ)と8人の新監督が誕生した。

現在55歳のシルトは2018年途中にマイク・マシーニーの解任に伴ってカージナルスの監督に就任。この年は就任後の69試合で41勝28敗の好成績を残した。翌2019年からは3年連続でポストシーズン進出を果たし、地区優勝した2019年には最優秀監督賞を受賞。ところが、フロントオフィスとの「方向性の違い」からカージナルスを追われ、過去2シーズンはパドレスでシニアアドバイザーを務めていた。

パドレスのA・J・プレラー編成本部長は「マイクはメジャーリーグの監督として勝利を収めてきた実績がある。20年を超える球界での経験値をチームにもたらしてくれる。我々はマイクがワールドシリーズ制覇を狙うパドレスを率いるのに相応しい人物だと信じている」とコメント。ライアン・フラハティ・ベンチコーチ、エンゼルスのベンジー・ギル内野守備コーチ、エンゼルス前監督のフィル・ネビンなどが候補に挙がっていたが、長年カージナルスに在籍し、監督として3度のポストシーズン進出を果たしたシルトの実績を評価したようだ。

フラハティが来季も引き続きベンチコーチを務めるかどうかは、現時点では未定。プレラー編成本部長は来季も契約が残っているルーベン・ニエブラ投手コーチの続投を明言しているものの、他のコーチ陣についても去就はハッキリしていない。全30球団のなかで最後に監督が決まり、今後は来季に向けたロースター整備と並行してコーチ陣の編成を進めていくことになりそうだ。

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