【MLB】ホワイトソックスがデヨングと1年契約で合意 2019年にはオールスター出場

写真:カージナルス時代のポール・デヨング

ホワイトソックスが遊撃手のポール・デヨングとの1年契約で合意したことが明らかになった。NewYork Postのジョン・ヘイマン氏、MLB公式のマーク・フェインザンド氏、USA Todayのボブ・ナイチンゲール氏ら複数の記者が報じた。

デヨングは2017年にカージナルスでMLBデビューを果たすと、高い守備力を武器にレギュラー定着を果たした。2018年には2023年までの6年契約を結ぶと、2019年には打率.233ながら30本塁打を記録。総合指標WARはFangraphs版が3.7、Baseball Reference版が3.1で、ともキャリアハイを記録した。

ただ、その後は特に打撃面が振るわず、今季8月にトレード期限でブルージェイズへ移籍。ブルージェイズでは絶不調に陥り移籍後わずか3週間でDFAとなってしまった。このあとジャイアンツへ移籍してシーズン終了までプレーしている。今季の成績は112試合で打率.207、14本塁打、OPS.612。打率.157に沈んだ昨季よりは持ち直したものの、全盛期とはほど遠い成績だった。

ホワイトソックスは今オフ正遊撃手のティム・アンダーソンと契約延長せずFAとなり、来季の遊撃手が不在の状態。有望株のコルソン・モンゴメリーやブレーブスから移籍したブレイデン・シューメイクらが務めると予想されるが、ほとんどMLB経験のない2人に多くを期待するのはリスクが高い。

MLBの契約情報サイト「MLB Trade Rumors」によれば、ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは以前守備力が高いベテランを探していると語っていたようだ。ホワイトソックスはモンゴメリーら若手がMLBに定着するまでのつなぎ役をデヨングに期待しているようだ。

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