ダンスや歌で「共生」表現 華響2023 25日、はーとぴあ中郷で

リハーサルで流れを確認する出演者(18日、はーとぴあ中郷)

演劇風ダンスイベント「華響(はなひびき)2023」=チラシ=が25日、中郷区二本木のはーとぴあ中郷で開かれる。内気な少女が、彼女の大好きな人形と本とによって可能性に満ちた世界へと導かれる物語。プロジェクションマッピングの映像を背景にバレエやダンス、歌、演奏などが繰り広げられる。入場無料。

中郷区さとまる学校(竹内靖彦理事長)が主催、制作。2016年に第1回が開かれ、今回が4回目。

今回は上越を中心に活動する8団体と個人が出演。18日にリハーサルが行われ、出演者は進行や立ち位置などを入念に確認した。

出演はR.Ballet Circle、J・O・Y.Gospel、アロハ中郷、上越ブレイブバッキングホース、からふるビーンズ、Leap、JOY FITキッズジャズダンス、SAORI。少女役は坂田七映さん、人形役は杉原来采(くれあ)さん。園児から70代までと幅広く、またスタッフも地元の人材が活躍。誰もが地域の中で必要とされる居場所や出番を得ることで、自己有用感を高めてほしいとの思いが込められている。

事業テーマである「共生」は、第1回からのプロデューサーで、今年6月に急逝した竹内理事長の妻、早苗さん(享年55歳)の思いでもある。竹内理事長(55)は「自分らしく生きることの大切さを舞台から感じてもらえれば」と願っている。

開演は午後1時30分(開場は同1時)。問い合わせはさとまる学校(電0255・74・4034)へ。

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