千葉県木更津市 駅前新庁舎は“自前建設”方針固める 

木更津市 駅前新庁舎は“自前建設”方針固める

 千葉県木更津市がJR木更津駅周辺で計画している市役所新庁舎の整備について、市は当初想定していた民間のビルでの間借りなどはせず、独自に新庁舎のビルを建設する方針を固めました。

 木更津市では、旧庁舎の耐震性の問題などを受け、2015年から仮庁舎で業務を続けています。

 新庁舎の整備計画ではその仮庁舎もある、JR木更津駅周辺と市内の朝日地域の2か所で建設を予定しているものの、2023年5月に駅前庁舎を請け負う予定だった建設会社が事業を辞退し、市はこれまで駅前の新庁舎整備実現に向け市場調査などを行っていました。

 市によりますと、市場調査の結果、当初想定していた民間のビルで間借りする賃借形式など民間活力を生かす事業手法では、10億から20億円弱費用がかさむ結果となったことなどから、独自に新庁舎のビルを建設する方針を決めました。

 自前での建設にかかる事業費は約74億円を見込み、建設場所は駅西口の市営駐車場の土地を中心に5階建てのビルの建設を想定していて、庁舎スペースのほか、カフェやキッズスペースなどの機能を備えたいとしています。

 また、今後については、設計業務の委託や西口駐車場の解体工事などを経て、当初の想定から3年遅れの2028年4月の供用開始を目指すということです。

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