〖高速道路荒天予測情報〗中部地方で降積雪可能性 冬用タイヤなどの装備必携[22日21:00現在]

気象庁によると、低気圧が急速に発達し、寒冷前線が11月24日朝にかけて北日本から西日本を通過する見込みです。北日本では23日から24日にかけて、低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、その後25日頃にかけて強い冬型の気圧配置となり、北日本を中心に大雪となるおそれがあります。

国土交通省北陸地方整備局では、11月24日から26日頃にかけて冬型の気圧配置となり、北陸地方の平地でも積雪が見込まれるなど、この時期としては降雪量が多くなるとして、積雪や路面凍結、吹雪などによる交通障害に注意を呼びかけています。

外出時には冬用タイヤの装着とタイヤチェーンの携行、特に雪道を走行する際にはチェーンの装着、立ち往生を見越した車載非常用品などの冬装備をした上で、状況により通行止めを実施する場合もあることから、最新の気象情報や道路交通情報などを確認し、広域迂回など通行予定経路の見直し検討などを挙げています。また、初冬期の高速道路は、事故が増加傾向にあることから、速度超過にも注意するよう呼びかけています。

NEXCO中日本は、信越/北陸地方を中心に、東海/近畿地方の山間部でも降積雪が予想されていることから、高速道路利用者に対し、利用時には必ず冬用タイヤ装着およびタイヤチェーン携行などの冬装備をした上で、最新の気象情報や道路交通情報などを確認するよう呼びかけています。


■降雪可能性区間(NEXCO中日本)
<24日09:00以降>
・東海北陸道  ぎふ大和IC=小矢部砺波JCT

<24日18:00以降>
・名神     関ヶ原IC=八日市IC
・新名神    亀山JCT=甲賀土山IC
・舞鶴若狭道  小浜IC=若狭上中IC、若狭美浜IC=敦賀JCT
・北陸道    米原JCT=武生IC、金沢西IC=朝日IC
・中央道    駒ヶ根IC=伊那IC

※上記以外の路線・区間でも通行止め可能性あり。

高速道路では、1台でも自力走行不能車両が発生すると、長時間の渋滞や通行止めにつながる可能性があります。ノーマルタイヤでの雪道走行は、法令違反です。

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