「客にも問題がある」立ち入り検査受けた店の経営者 大麻グミと同じHHCHを含む製品めぐり 「店でテキーラを30杯飲んで急性アルコール中毒になったら誰が悪いのか」

 立ち入りを受けた沖縄県宜野湾市の店舗の経営者男性(46)は22日、報道各社の取材に応じた。HHCHを含む商品は県外の複数箇所で自社製造しているが、今後は取り扱わない方針。「ここまで事件になったわけだから仕方ない」と考える一方、店だけでなく客側にも問題があると話した。

 男性は「例えば店でテキーラを30杯飲んで急性アルコール中毒で搬送されたら誰が悪いのか」と吐露。アルコールも市販薬も客側が成分と適正量を十分理解した上で購入しており、HHCHも本来そうあるべきだと訴えた。

 同業店は他にも県内に10カ所はあると説明。「一斉に販売を中止しなければ、客は売っている店に流れるだけ。うちの売り上げは3分の1くらいに減ると思う」と述べた。

(資料写真)国際通りの店舗を立ち入り検査する九州厚生局沖縄麻薬取締支所の麻薬取締官ら=21日午後5時ごろ、那覇市(小宮健撮影)

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