山本由伸に11~14チームが興味を示す 代理人のウルフ氏が明かす

日本プロ野球のオリックスバファローズからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す山本由伸は、現地時間11月20日に正式にポスティング公示され、メジャー各球団との最大45日間の交渉期間がスタートした。オンライン会見に応じた代理人のジョエル・ウルフ氏によると、すでに11~14チームが25歳の若き右腕に対して興味を示しているという。ウルフ氏は「FAの交渉が始まった時点でこれほど多くのチームが興味を示している選手は初めてだ」と話している。

山本とメジャー各球団の交渉可能期間は日本時間11月21日午後10時にスタート。日本時間1月5日午前7時が期限となる。昨オフ、吉田正尚が交渉解禁当日にレッドソックスと契約合意に達したように、必ずしも45日間をフルに使う必要はなく、比較的早い時期に交渉がまとまる可能性もある。とはいえ、これだけ多くのチームが興味を示しているとなると、契約合意までには少し時間がかかるかもしれない。

MLB公式サイトは「山本が早い段階からこれほどの関心を集めているのは驚きではない」と指摘。その理由として、「25歳の若さでエース級の実力を備えている投手を見つけるのは簡単ではないこと」、そして「エース級の実力を持つ投手が25歳でFA市場に出てくることが滅多にないこと」を挙げている。それを踏まえ、山本が今オフのFA市場で大谷翔平に次いで2番目に大きな契約を得ることを予想する声も多く、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者も総額2億ドル超えの大型契約を予想している。

ウルフ氏によると、山本は「西海岸のチームを希望」といった地理的な制約を持って交渉に臨んでいるわけではないという。よって、各チームの話を聞きながら、自分に最もフィットするチームをフラットな状態で判断していくことになりそうだ。なお、すでにカージナルス、フィリーズ、ダイヤモンドバックス、タイガース、ヤンキース、メッツ、ブルージェイズ、カブス、ジャイアンツ、レッドソックス、ドジャースなどが山本に興味を示していることが報じられている。

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